Crystal Cable Ultimate Dream 電源ケーブル 導入レビュー & Crystal Cable ブランド発表会(^^)/
Crystal Cableの発表会が行われると聞いて、ステラ&ゼファン 2018 春の新製品試聴会・新ブランド発表会に参加してきました。お目当ては、Crystal cable のGabi Rijnveld(資料には本国のマーケティング担当責任者とありましたが、社長とかゼネラルマネージャー的な方では無いかと)さんのプレゼンテーション。海外のネットニュースでは香港とか台湾に来ているのを見て、うらやましく思っていました。会の後に直接お話出来たので、日本にもADやUDのユーザーがちゃんといることをアピールして、気になることを色々と伺って来ましたよ!
この規模で春と秋の試聴会を代理店で継続する&CrystalのMONOCRYSTALシリーズ(Dreamline Plus & Absolute Dream &UltimateDream)の国内導入は素晴らしいです!ステラ&ゼファンには大感謝ですね。Avcatさんに頂いた写メも参考に発表会の内容と、お替わり!までしていたのに、ご報告出来て無かったUltimatre Dream 電源ケーブルのレビューしておきますね(^^)/
ちなみに、Crystal CableはSiltechの夫婦会社?な感じで、ご主人のEdwin RijnveldがSiltechの社長さんですね。 Gabi Rijnveldさんは、以前はコンサートピアニストをされていたそうで、音楽を再生するためには、ケーブルも美しく感動的な音楽と同じである必要があるとのこと。Crystal Cableにとって、ハイエンドケーブルは重要であり、最善の導体、最小限のゆらぎ、最高の解像度、超低ジッターが必要と考えいるそうです。
導体については、通常の銀線では結晶の隙間があり、そのため銀線のネガが出てしまう。その隙間をGoldで埋めた導体がSilver-Gold導体。さらに、大学の実験室レベルでしか生産出来ていない単結晶銀を開発したことで、隙間をなくす事が出来たという事です。以前に古河電工で生産されていたPCOCC導体(銅)の銀バージョンって感じですね。
上の図はMONOCRYSTALシリーズの導体の構造です。以前にもAD電源のレビューでご紹介しましたが全て同じ基本構造です。DreamlinePlusは2本、ADは4本、UDは6本使用されています。ちなみに、以前のDreamlineシリーズはSilver-Gold導体。Monocrystal Silverが採用されたのは、2013年始めに登場したADが最初でした。ADの成功を受けてADのセカンドラインとしてDreamlinePlusが発売され、2016年末にADを超えるUDの電源ケーブルが発表になり、2017年にSPケーブル、そして、ちょうどインコネが発売になったとのこと。
(うちでADとNordost ODIN電源を聴き比べた時の写真)
ADが登場した当初は英文のレビューもレアでしたが、Odinと拮抗するケーブルの記事を読み日本語の情報は無いまま(国内に代理店はあったが下位モデルしか取り扱いなかった)私が突撃したのが2014年初め。ADのインコネ(導入レポ)を頼んだらXLRとRCAが間違って届いて、交換ついで!?に電源(導入レポ)も突撃。その後に、AD電源を2本追加し、デジタルAES(ADのデジタルAESレビュー)も1本試していました。ちなみに、ライバルと思うNordostのOdinとOdin2とADは手持ちのインコネでレビューしています。新しく代理店となったゼファンは、ADのデモ機も用意してくれるようなので、中古やデモ機処分狙って聴かず清水の舞台から飛び降りる必要なくなったのは嬉しいところですね。
さて、手持ちのUltimatre Dream (以下UD)の第一弾は、2017年春に頼んで、一度20A仕様で来ちゃって交換などで来たのは2017夏に。かなり良すぎるお値段なんで、まずは1.5mでした。手持ちのAbsoluteDream(AD)とDACで比較してみました。まず、見た目的には思ったよりUDがADに比べて太くなっていました。キャラもADと少し違う感じで、かなりナチュラルです。
ADは明瞭でクリアな感じがあり、分かりやすいキレや躍動感、ノリが良い感じですが、UDはかなりナチュラルでDreamlineや下位モデルとも違う感じでした。Gabi Rijnveldさんにもその点を確認したのですが、やはりUDシリーズはナチュラル方向で間違いないようです。
最低域はADと比べても少し深くなり、最低域の情報量や解像度は一段上でした。ただ、ADには分かりやすい押し出しの強さもありシステムによっては、ADの方が低域強く感じるかも。高域はUDの方が柔らかく、ADは張りがある感じ。
空間はUDが一回り広く、左右も前後も広がりますね。情報量や解像度、定位、S/NはUDが一段上。リズム感やキレも凄いのですが、UDの方がADより深いところまで描写するためパッと聞いた感じはADの方がキレる感じ。音像については、ADのようにボーカルの実体感を強く描写する感じはなく、情報量や定位を上げて表現する感じですね。
ただ、ADのレベルでもOdinの電源ケーブルと勝るとも劣らないレベルであるため、ADからUDに変えて良さを引き出すためにはシステムの実力も問われそうです。個人的にUDの真価を発揮させるためには、DACに使うのが良いのかな?と思いました。ナチュラルな事を活かしてプリでも、増えた導体を活かしてパワーアンプでも良いのかもしれまえんが、他にも他にも選択肢が出てくるかも。…と考えて、1本だけかなぁと思ったんですが。。。
気がついたら追加していました(^^;) お替わりは2mです!個人的には、電源ケーブルは1.5-2m程度の長さが有る方がバランス良いかと思っていて、ADは3本とも2mでした。UDで2mと1.5mを比べると、劇的と言うほどではないですが2mの方が基本性能が上がる印象ですね。1mだと基本性能の凄みがやや弱まりナチュラルさがメインとなるかも。今は、DACを2mにして、トラポに1.5mを使っています。
上の図はUDの電源ケーブルです。中央にグランドループのインピーダンスを下げるためにSilver-Gold導体が挿入されています。SPケーブルやインコネは、Silver-Gold導体は入らず、それぞれ形状が異なるテフロンワイヤーが挿入されていました。
UDの電源ケーブルがナチュラル方向になったのは、Silver-Gold導体の為なのか?と思って、Gabi Rijnveldさんに質問してみたのですが、中心に挿入された軸を中心に三次元的に導体が構成される事によりナチュラルな方向性になったとのこと。ADは導体が密に構成されている為にキレがある感じになっているとのこと。UDのナチュラルな方向性は、SPケーブルもインコネも同じとのことで楽しみですね(^^)/
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messaさん
いやーUD電源2本目ですか(@_@) もう凄すぎて・・・
そう言えば、ゼファンのHPでUDやADの日本国内価格を見ると(T_T)/~~~ もうお手上げですね
ちなみにゼファンは並行輸入に対してはどんな対応なんでしょうね?発表会ではなにか感触ありましたか?
投稿: kazuto | 2018年3月26日 (月) 23時27分
こんばんわ~ご無沙汰です。気になってちょっと無理矢理行ってきました。 今までは国内代理店で上位モデルの取り扱い無かったから、中古やデモ機処分狙いでしたけど。これからゼファンは全部扱って、しかもADはデモ機も用意するそうです!
デモ機は嬉しいところ。あとは、お値引きに期待ですね(^^;)
ちなみに、並行輸入はどこもNGだと思いますが、ステラ/ゼファンは厳しい方みたい。
投稿: オーディオ目玉親父(messa) | 2018年3月27日 (火) 00時15分