ケーブルの現状報告と音楽再生のアプローチについて。
ブログでご報告出来てないですが、昨年にいくつかケーブル新しくしています。以前に、ハヤテさんからうちのシステムまとめをエクセルで頂いていたので、アップデートしてみました。
【ケーブル周りの現状】
まずは、現状を電源周りから。
言わずもがなですが、うちの根幹はオーグラインですね。デジタル系はCrsytal CableのUltimateDreamx2とAbsoluteDream併用。プリはオーグライン、パワーはArgentoFMRです。気が付いたら、全て電源ケーブルは銀線系になっていました。オーグラインは元々貴金属のチェーン製作会社で、自社製造の銀+金+白金の合金が導体。Crystalは単結晶銀、Argentoは銀線を楕円形に磨いているようです。どれも一工夫あって、銀線で真っ先に思い浮かぶキンセレ的な感じは無いですね。続いて、ライン系です。
ライン系は、ほぼNordostです。クロックに使っていたValhallaをOdin2にアップデートしたので、Nordostは全てOdin/Odin2になりました。Nordostの導体は銀メッキの銅線ですが、これも銅線からイメージする音とは違う印象です。クロックは全体の音色や雰囲気に影響大きく、トラポ用のクロックケーブルは不動のオーグライン。もちろん何も考えずに全部オーグラインでも良いんでしょうけど、何人もフル・オーグラインな方を知っているので、同じ事をしても面白く無いでしょ(^^;)
【アプローチ】
私が重視しているのは、解像度・情報量、レンジ、空間(音場&奥行き)表現、音像、音色・温度感、質感の統一性、時間的な精度やトランジェント特性などなど。性能を追求した先に見える世界があるのでは?と思って猪突猛進。私にとって、音楽=女性ボーカルなんで、女性ボーカルが気持ちよく聴けるのは大前提なんですが、音像は濃さで無く立体感を高めて実在感を出すアプローチかな。特に最近は、質感の統一性やトランジェント特性(音の立ち上がり立ち下がりの速さ・正確さ)を気にしているかも。
お気づきかもですが、フィルター系はメインシステムに入れていません。フェライトコアもダメでした。S/Nはまずオーディオ以外の部分に対策し、システム内では落とさないようにする(ケーブルとケーブルを接しさせないとか)よう心がけています。S/Nを上げて黒を沈めるタイプは上手く使うと魅力的だし良い物はネガもほぼ無いと思うのですが、私は微細な部分の再現性やトランジェント特性に対する悪影響が気になってしまいます。例外はオーグラインのターミネーターで、これは内部に回路が入っている訳では無くネガは感じませんが、背景の黒を沈めるような効果とは違う感じです(^_^;)
最後まで理解を頂けなかった方(惹かれるところがあったのに。。)がいらしたのですが、先日のハヤテさんのレビューを読まれて、私が個性の強い機器にケーブルを組み合わせて、ボーカルが現実以上に美しくなるように演出している(ハイエンドはキャラが強く音楽性が低いと思っているようです)と信じ込まれて。。。
しかし、私は演出系を多用して音作りはしていないのですね。演出を否定するつもりはなく、気持ちいい演出はアリだと思いますが、性能を追求する過程では邪魔になります。ハヤテさんのような感想になるのは、フィルター系やシャープネスを効かせてオーディオ的な凄さを演出するような事はせず、性能を追求した結果だと思います。ただ、私のやり方だと、ソースがイマイチだと再生音もイマイチで。ソースの音質が悪いと救いが無くなるという欠点が。また、システムの進歩に合わせて美空ひばりとか凄い歌手はどんどん良くなり凄みが増すのですが、普通に上手いレベルだと伸び悩むので残念な感じです(^_^;) (アニソンの音質アレだけど魅力的な曲とかは明らかにアニソン特化のシステムの方が良く聞こえると思います。また、BlueNoteだと、もっと太い線でぐいっと描写するシステムの方が魅力的か?とも)
その方は、音楽性を保つために時間軸を揃えずユラユラさせ、打ち込みはブレブレだそうです。(私は打ち込みがブレブレに聞こえる再生機器は非常に個性が強いと思います) 私も中途半端にリズムとかタイミングが揃ってしまうと、生演奏が下手な打ち込みみたいになるので、もちろんダメだと思います。しかし、本来は演者の感情的な起伏や込めた情感に伴って、リズムやタイミングがずれるものだと思うのですね。揃うとこはバシッと揃う、演者がずらしたところも正確にズレて再生出来て、初めて演者の情感や音楽性が伝わると思うのです。私はそう考えてアプローチしています。って、柄にも無くポエム書いてみました(^^;)
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