TiGLON インコネ MS-DF12X 試聴レビュー
良さそうなインコネがあったので、試聴させて頂きました(^^)/ マグネシウム合金で有名なティグロンの2016年夏発売の新製品。定番のマグネシウムシールドと、導体に「ディップフォーミング無酸素銅(DF-OFC)」を採用したのがポイント。もちろん導入を考えて、今回もガッチリ試させて頂きました。感謝です(^^)/
【構造・外観など】
写真の内側、黒い方がTigLON MS-DF12Xで、外側の白い方がNordost ODIN2です。メーカーのHPはこちら。ちなみに、同じシリーズで、RCAのMS-DF12R、SPケーブルのMS-DF12SP、電源ケーブルのMS-DF12Aと全て出揃っています。型番からモデルが分かりやすくて良い感じですね。ちなみに、定価¥32,000でした。
マグネシウムシールドだと思いますが、内側に金属リボンが巻かれているみたいです。導体に「ディップフォーミング無酸素銅(DF-OFC)」で、この製法は米GE開発の歴史ある技術で、温故知新的な導体ですが、製造している昭和電線のHPをみると純度は4N以上で、導線表面もなめらかとのこと。
ケーブル自体の印象としては、太すぎず細すぎず。あるていど弾力はありますが、普通に曲げられるので取り回しは良かったです。端子はNEUTRIKの標準品で必要十分な感じでした。
【試聴にあたって】
- TiGLON MS-DF12X ¥32,000
- Nordost ODIN 2 $24,000
DACとプリの間で試聴しました。もちろん、導入も視野に入れての試聴なので、リファレンスが比較相手。したがって、容赦なく上記の対決になりました。
【音質レビュー】
まず、S/Nは素晴らしいと思いました。残念ながらODIN2には及びませんでしたが、クラス的には出色だと思います。マグネシウムシールドの効果でしょうか。スピード感も良くて、リズム感は保っています。ただ、ロドリゴを聴くと低域は解像されずに団子状になってしまっています。キレも甘い感じでした。
レンジ的には、上はもう少し下はもっと伸びて欲しいところ。しかし、やや高域に響きがのる印象もあり、高域はそれほど不足は感じないかもしれません。
情報量や解像度はやや物足りず、三次元的な定位は甘くなります。
しかし、音数はある程度保たれており、スカスカした感じにはならない。音の質感はなめらかで好印象。温度感や音色は自然でニュートラルでした。
空間系と言うより音像系で、空間は左右2回りぐらい狭く感じますが、音は結構前に来て、音像は少し大きめですが、力感あり楽しい感じです。
【まとめ】
大型スピーカーだと低域のレンジが問題になるかもしれません。しかし、ブックシェルフとかなら気にならないレベルかも。音作りとして、全体のバランスは悪くない印象です。この導体はウエスタンエレクトリック製アンプの内部配線にも使われていたとか。そう聞くと、最新機器だけでなく名機と言われる味のある機器にも相性良さそうですね(^^)/
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