フォト

このブログを検索!

  • HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム
  • HMVジャパン
  • このリンクから行くと、右上に割引券あるかも?

雑記帳・足跡帳

最近のトラックバック

Google 広告

無料ブログはココログ

« 偽物ケーブル情報! Nordost Odin2 InterConnect ご注意を! | トップページ | Crystal Cable Ultimate Dream 気になる。。。 »

Marantz SACDプレーヤー SA-10 比較試聴レポ。

 すっかり記事にするのが遅れましたが、昨年の秋に出たばかりのマランツ SA-10を聴きに行っていました。比較相手はEsoteric K-03xと相手に不足なし。遅くなったので記事かを迷いましたが、このご時世にオリジナルDAC開発に敬意を表してレポートしておきたいと思います。試聴後に色々な解説記事も出ていたので、一緒にまとめておきました。ちなみに、マランツは元々メカもオリジナルなので、SA-10はDACもメカもオリジナルという希有な存在です(^^)/

 

Sa10_1

 

 伺ったのはノジマのオーディオ専門フロア(ノジマスクエア)です。初めて訪れたときは予想外に広くて立派な試聴室で驚きました。意外と掘り出し物があったりします。お邪魔したときは、Magico S1 (中古?)がデモされていました。ちょうどMagicoのS1も聴いてみたかったので、嬉しかったですね。

CDP:Esoteric K-03x & Marantz SA-10
プリ:Esoteric C-03Xs
パワー:Esoteric S-03
SP:Magico S1

と機器に不足はありません。

 

Sa10_2

 

【外観など】
 SA10はいつものマランツデザイン。紫のイルミネーションランプが気になりますが、ちゃんと消せるようです。マランツは伝統のデザインでブレがなくて良いですね。中も銅板が多用されたバブル以前の高級機種のような構造みたい。定価60万ですが、製造コスト的な面からは海外製品だと考えられないC/Pの良さですね。

【機能】
 当たり前のようにUSB-DAC機能搭載です。また、DACのfilterやDither、NoiseShapeなどを調整して音を好みな方向に調整出来るようになっています。ただ、試聴時はCD/SACDのみ、設定は標準設定で聴いています。なお、メーカーの説明をみると、DACはPCMを1bit DSD信号に変換して、D/Aしているようです。たぶん、X-01 D2 の AD1955 と同じようなタイプみたいです。

【リンク&レビュー記事
マランツのHP
PhileWeb SA10 レビュー DAC技術解説
ステレオサウンド 開発者インタビュー(前編) 開発者インタビュー(後編)
AV Watch 解説(主に技術とハード)記事


【音質インプレッション】

 K-03xとの比較になります。ちなみに、K-03xはK-03の進化版で、Esotericお得意のVRDSメカに旭化成AK4495Sを組み合わせたモデルで定価は90万円。2014年7月発売ですが、このクラスでは定番という感じかな?XからKシリーズにかわり旭化成DACが採用されましたが、モデルチェンジして末尾にx付くあたりからDACの使いこなしも進んでいるような印象です。


美空ひばり/川の流れのように
 解像度もS/Nはやや低下するが、音が滑らかなのが印象的。ボーカルの口元は下に下がって感じる。レンジ的には低域の伸びは互角以上だが、高域の伸びはK-03xが優勢か。空間は左右はあまり広がらないが、前に来る。音像は大きめになるが、実体感高く力強く魅力的なボーカル。

川江美奈子 letters
 ボーカルの音像は肥大気味。ただ一歩前に来るのであまり違和感は無いです。音は左右に広がらないが、前には来る感じ。けっこう音が力強いです。

Rodrigo Y Gabriela
 う~ん。。。こういう曲少し苦手かも。ただ、K-03xで聴いてもパッとしないので、試聴時のシステムが変わればカバー出来る部分もありそう。解像度、情報量、低域の沈み込み、キレがK-03xに比べて少し甘いのが、そのまま出てしまって残念な感じでした。

Celine Dion A New Day Has Come SACD

 空間が前後左右共に拡大し、一気に広がりが出ます。同時試聴したK-03xだけで無く、手持ちのX-01D2やdCS Scarlattiに比べても、CD再生とSACDの方が大きい感じ(SACD再生が素晴らしい)ですね。やはり音像は大きめですが、CDの印象に比べるとコンパクトですね。温度感も力感もあり、ボーカルは実体感く優秀でした。

VH1 Divas Live SACD
 聴いていて楽しいですね。K-03xに比べると、SACDではかなり改善していますが、まだ空間は狭め。比べると解像度や定位も甘くて、音像は少しぼける感じがあります。しかし、力感はあって、温度感も色彩感もK-03xより上手。音も滑らかで角が取れた感じで好印象です。キレも甘くなる感じですが、リズム感はまずまずで、音楽のノリは良く感じました。

Gloria Estefan Greatest Hits SACD (Stereo盤)
 やはり楽しい。音のキレもあるが、少しゆったりした曲調で、少し演奏は大人しく感じる。ボーカルは色濃く魅力的。

【まとめ】

 音がなめらかでアナログ的と言うのでしょうか。温度感も高く音も前に来るので、力強い音像と合わせて、聴いていてとても楽しいCD/SACDプレーヤーでした。CDを聴くとK-03xに比べ弱いかな?と言う気もしてしまいますが、価格的なライバルはK-03xの弟機種(K-05x)なので仕方ないところかも。SACDはK-03xより良かったですね。試聴したのは2016/11月初めなんですが、この時点で注文殺到していて既に2-3ヶ月待ちという人気振りでした。それも分かるような魅力的な機種ですね(^^)/

« 偽物ケーブル情報! Nordost Odin2 InterConnect ご注意を! | トップページ | Crystal Cable Ultimate Dream 気になる。。。 »

オーディオ機器」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Marantz SACDプレーヤー SA-10 比較試聴レポ。:

« 偽物ケーブル情報! Nordost Odin2 InterConnect ご注意を! | トップページ | Crystal Cable Ultimate Dream 気になる。。。 »

Rakuten

ひとこと

  • 【本ブログの引用、リンクなどについて】
    リンクはアフェリエイトのみとか不適当と思われるサイトを除いて基本歓迎ですので、ご連絡下さいね。相互リンクして、音楽とオーディオを盛り上げましょう(^^)/ なお、ヤフオクの商品紹介などで無断に引用することはおやめ下さい。(相互リンクなど交流あれば、OKです)
  • 2016/05/23
    憧れだった専用分電盤も馴染んできたようです。PCオーディオと合わせて、Nautilus802再稼働中です(^^)/
  • 2015/05/28
    スマホで表示すると、変な広告が入って目障りだったので有料版に移行しました。少しスッキリ?複数のブログ持てるようになったので、オーディオ以外のブログも作ってみました。基本的には、自分が気になって(欲しくなって)調べたお買い得情報など<

    目玉親父の物欲ランドす。ぼちぼちと更新しますので良かったらのぞいてみて下さいね(^^)/

  • 2014/06/16
    お勧めのCDなどを紹介するストアページ作りました。徐々に充実させていきますので、よろしくです。
  • Coming soon!
    Nordost Odin 2、Crystal Cable Absolute Dream interconect、Chikuma Possible-4G、CENTAUR CENTAUR Mono

おすすめCD/SACD

高音質定番CD/SACD

  • : お勧めCDストアページも作っていますので、良かったチェックして下さいね(^^)/
  •  -

    : マスタリング・エンジニアが教える 音楽の聴き方と作り方 (CD-EXTRA付き)
    付録のCDと共に非常に実践的な聴き方&音のとらえ方がセッティングのやり方と共に解説がされています。おすすめです(^^)/

  • リンダ・ロンシュタット&ザ・ネルソン・リドル・オーケストラ -

    リンダ・ロンシュタット&ザ・ネルソン・リドル・オーケストラ: ホワッツ・ニュー(SACD/CDハイブリッド盤)
    ジャズのスタンダード・ナンバーをリンダが歌った名盤中の名盤。1曲目のWhat's Newが流れ始めた途端にノックアウトされますよ。低価格で購入出来るうちに是非!

  • 美空ひばり -

    美空ひばり: "オリジナルベスト50~悲しき口笛,川の流れのように"
    ひばりさんは、システムが良くなれば良くなる程に歌唱力に凄みが増しますね。このCDはマスターを忠実にCD化したようで、変な加工なく音圧は低め。そのためボリュームを上げたときのダイナミックレンジが優秀。バックも当たり前のようにオーケストラレベルで演奏されてます。「川の流れのように」や「愛燦燦」をステレオサウンドの高額なCD-Rと比べましたが遜色なし。私の必須チェックCDです。

  • Celine Dion -

    Celine Dion: New Day Has Come (Ms) (Sl)
    セリーヌ・ディオンの産休復帰第一弾アルバム。All The Way...A Decade Of Songと共にSACDの中でも高音質です。かなりプレミア付いていてお勧めしにくいですが、数は出回っているので焦らず探してみてください。

  • Sarah Brightman -

    Sarah Brightman: The Very Best of 1990-2000
    初期の日本未発売のベスト盤。【Fly】【Time To Say Goodbye(Timeless)】【Eden】【La Luna】を一枚にした感じですね。非常にまとまりが良く、音質も良いのでお勧め。空間表現やサラの歌声のチェックに使っています。

  • 綾戸智絵 -

    綾戸智絵: LIVE!
    ジャズですが、お笑い満載で聴いていて楽しい1枚。ディナーショウ?の雰囲気(拍手や食器の音など)のチェックと共に、楽しくノリノリで聴けるかどうかの確認に使っています。

  • 川江美奈子 -

    川江美奈子: letters
    中島美嘉、今井美樹、平原綾香、一青 窈などへの提供曲のセルフカバー。ピアノの弾き語りですが、非常に音質の良いCDです。ボーカルの情感のチェックに使っています。letters2~愛に帰ろう~と共に女性ボーカル好きならおすすめですよ(^^)/

  • Holly Cole -

    Holly Cole: Don't Smoke in Bed
    ジャズファンで無くても聴きいる一枚。音質的にもリンク先のアメリカ版がお勧め。多くの方には何を今更って感じだと思うのですが、まだの方はぜひ聴かれて見てください(^^)/

  • 寺井尚子 -

    寺井尚子: ライムライト
    バイオリンメインのジャズカルテット。ムーディなPreludeからアグレッシブな演奏のChacomeなど、おなじみの曲が揃っています。。スピード感やキレ、バイオリンの響きなど、チェックに最適。お勧めの一枚です(^^)/

e-onkyo