Scarlatti DAC & UpSampler ともっちさん導入レポ(^^)/
ともっちさんが、先日dCS Scarlatti DAC & UpSampler を導入さまれした(^_^) 既に ScarlattiのTransportは導入済みなので、これでScarlattiセット完成!う~ん。凄いです。縁あって、導入レポートをメール頂いたんですが、コレが本当に濃い内容で。私だけが読むのは勿体ないと思いお願いしたところ、ブログに載せることを快諾頂き写真も送って頂きました(^^)/
システムの写真を頂きましたが、スピーカーはAVALON OPUSに、アンプはGOLDMUND TELOS(1000かな?)と凄いラインナップ。ラックもMUSICTOOLSみたいですし、キッチリ煮詰めて有りそうですね!ちなみに、Scarlatti DAC/UpSampler導入される前は、dCS Elgar plusを使われていました。
仮設置にてDACとUpSamplerを場所無く重ねられています。以下頂いたレボートです(^^)/
9月21日 DACのみ1394接続
まずは、時間を作ってとりあえずDACのみをセッティングしたあと、SACDを聴いてみました。ポン置きのセッティングで、Elgar plusとの比較のために、dual AESは我慢してまずは1394接続。 いや~、参りました。
音楽の浸透感のある深み、微粒子のような繊細さ、エネルギー感、低域の締まりや伸び、中域の生々しい押し出し、高域の鮮烈なキレ切れ、霧が晴れたようなクリアーな見通し…。
まだ聴き始めなのに、参りました。
9月22日 Dual AES 接続(1)
次に、ようやく、念願のVivaldi modeを試すことが出来ました。 以下、1394接続と比較した、パッと聴きの感想です。
陰影の表現が、コントラスト感を伴った繊細さで豊かになりました。 浸透感のある空間の余韻が心打ちます。 相反する感想かも知れませんが、中低域はこれでもかというくらいパワー感があります。音の粒子が耳に突き刺さるのですが、当然、感覚的な痛みというものはなく、心地よく届きます。それにしても、ローエンドの力強さと伸びが違います。
9月23日 Dual AES 接続(2) UpSampler(1)
今日も早朝からSACDを試聴しています。DualAESと比較してちょっと辛口批評になってしまった1394接続ですが、じっくり聴くとなかなか良い勝負だということがわかりました。 1394ケーブルとDualAESケーブルを同一メーカーで比較したら、DualAESに軍配があがるかもしれませんが、おそらくその差は僅かではないかと思うのです。 同じ土俵で比較できないほどの、それぞれの味わいがあるような気がします。 試聴が浅いので、まだその味わいを文章にすることはできないのですが、ジャンルや聴く時の気分によって、1394とDualAESを使い分けることも楽しみの一つになるかもしれません。
次に、箱からアップサンプラーを取り出し、御法度事だと分かっていますが、置く場所がないのでとりあえずDACの上に設置。 CDのアップサンプリング能力を確かめるために、早速セッティングを各機種ごとに行いました。
まず、トランスポートを一旦Vivaldiモードから抜けさせ、今までdual BNCで使っていたプラチナ線のBNCケーブルでアップサンプラーのBNC入力へ。 問題はアップサンプラーからDACの接続ですが、当然ながらDACのdual AES入力はSACDの接続のために塞がっています。そこで、dCSのアップデートによって、アップサンプラーのRCA出力からDOPで出された信号をRCAケーブル1本で送り、結果的に176.4KHzやDSD信号を出力可能になりました。以前のDual AESの信号を1本のケーブルで送受信出来るようになったのです。このRCAケーブルをどうしようかと思案していましたが、これまでBNCケーブルでデジタル接続は行っていたので、RCAデジタルケーブルは手持ちがあまりありません。仕方なく、手持ちのPCOCCの安いデジタルケーブルでどうにか誤魔化すことに。 クロック系は、これまで同様にGPSレシーバーからG03x経由で3つの機器に送信することにしました。
ケーブル類が心許ないという状況にもかかわらず、出てきた音は…。 SACDのdualAES以上に、今回も… いや~、参りました。
10月4日 UpSampler (2)
トランスポートからBNC接続でCDの44.1kHzをアップサンプラーに送り、176.4kHzにアップサンプリングしてRCAでDACに送る。 このときのRCAデジタルケーブルはこれまでSDIF接続に使っていたBNCケーブルにRCA変換コネクタをつけた仮のケーブルだ。 しかし、とりあえずのこのケーブルがなかなかのパフォーマンスを発揮してくれた。 以下は、CD再生のインプレ。
低域は、その構造が見えてくるような透明感と強靭な骨格かつ繊細な蠢きを感じることができる。 SNの向上で、空間の奥深くにまで浸透するニュアンスが聞き取れる。 音場の前後の奥行きが明確になり、従ってハリのある説得力を備えた楽器の主張がある。ボーカルの息づかいもより鮮明で情緒感豊か。 やや無機質に感じられたElgar plusよりも色彩感豊かである。 さらには、強と弱、剛と軟、鋭と柔の相反する表現力の要素が立体的に耳に届くところに感心させられる。
さて、前回の日記で述べた「色彩感豊か」という件については、丸っこい暖色系という意味合いではなく、エッジの立て方が多様であり、つまりは、硬質なカッチリ感があって、スパッと切り込むその切り込みが多様だという意味である。
また、今日感じたことで、Elgar Plus+972-2で聴いていた時の極低域よりもさらに低いところで新たな情報があることに気づいた。 とはいえ、多くの方々の感じられる極低域に比べて、我がシステムの場合の極低域はまだまだ出ていないに等しいと思うが。 この点では、AVALON OPUSの底面サブウーファもまだまだ本領発揮の余地がありそうな気がする。
(ともっちさんレポートここまで)
私はUpSamplerまで導入出来なかったので、ほんとうに興味深く読ませて頂きました。UpSamplerの有無でCDがかなり変わるみたいですね。私もUpSampler気になっちゃいました(^^;) ともあれDACとUpSampler導入は大成功だったようで、私も嬉しく思いました(^^) これから煮詰めて行けば、どんどん凄くなりそうですね(^^)/
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コメント
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掲載していただいてありがとうございます。まだまだ、変化しつつあります。続きは後ほど…。
投稿: ともっち | 2015年10月23日 (金) 23時11分
ともっちさん、こんばんわ。
ご返信遅くなって済みません。レビュー感謝です。
最近ネットみてて思うのですが、以前に比べても機器のレビューとか見かけなくなっていると感じています。特に、Scarlattiセットの導入レポは貴重だと思うので、ご紹介させて頂けて嬉しかったです。引き続きよろしくお願いいたします。
投稿: messa | 2015年11月 4日 (水) 21時05分