Chikuma Possible-4 Ⅱ超弩級電源BOX 試聴 レビュー
電源タップでおすすめな千曲製作所の超弩級電源タップ。Chikuma Possible-4 Ⅱのミニレビューです。超弩級の電源BOXなので、使い手も選ぶと思いますが、色んな意味で凄かったです。今回はプリアンプの導入(BAT REX Ⅱ)に伴う電源周り見直しの一環として、昨年の夏にお借りしていました。ちなみに元々使っているパワーアンプ用電源タップもチクマの75M-22TRB。これは75Mの電源BOX(箱)だけ購入して、自分で組み立てていたのですが、アップグレートサービスを知ってお願いしたものです。最近は直接販売が中心のようで、メーカーのHPから貸し出し試聴も行っているので、ご興味のある方はHPの方もチェックしてみて下さいね!
写真左がPossible-4 Ⅱで、右が75M-22TRB(改)です。75M-22TRBも十分重量級タップなんですが。。。Possible4 Ⅱの超々ジェラルミン削りだしボディの存在感には圧倒されますね。HPの写真からだとイマイチ伝わってきませんが、実物を見ると4個口の電源タップとは思えないサイズと質量です(^^;) コンセントも普通の2個口の壁コンセントを2つでは無く、1個口の壁コンセントが4つです。間隔も広いので、例えば普通の壁コンセントだと片方しか刺さらない困ったチャンのフルテック FI-50 でも安心。そしてArgento Audio FMRを3本差しても揺るがない安定感はさすがです。
音の方はS/Nと解像度が高さが特徴で、音数も多く情報量も優秀。イメージとしては澄み切った空間がきれいに広がる感じ。金属のボディから懸念されるような高域の付帯音などは感じられません。物量からか最低域の沈み込みは、75M22TRB改を上回り、レンジも優秀。さすがに、前段でクリーン電源のkojo DA-7050Tと比べると、S/Nと解像度はやや劣りますが、特にフィルターとか入ってない電源BOXなのに、これだけS/Nと解像度を出すのは凄いと思いました。
欠点と言えば、コンセントが1個口なので交換とか難しい(選択肢がない)というとこでしょうか。手持ちの75M22TRBも気に入った壁コンセントに交換しているので、弄れないという点でアレですが、2個口より1個口の方が音質は良いと思うので仕方ないところですね(^^;)
上でご紹介したChikuma電源BOXの入門モデル。音楽をより深く聴く、堪能するために熟成が重ねられていますね。しかも、このシリーズだけでなんと累計10000台が出荷されているというロングセラーモデルです。このクラスを導入して好きな電源コンセントに交換して、楽しむのもありですね。
国内で普通に購入出来る製品では一押しかと。ガラスファイバー入りの強化樹脂で本体の剛性もバッチリ。ネジなども磁性体は排除されています。電極はベリリウム銅を採用し、メッキはプラチナ+パラジウムという凝った仕様。解像度やS/Nに優れ、弾力感のある低域を出してくる感じです。色彩感も高くなると思いますが、ロジウムのように気になる感じはなくて、バランスも良くネガが少ない印象です。
こちらは、R1の無メッキモデル。よりナチュラルでエネルギッシュな感じになるようです。以前はR1に比べて割安感があったんですが、R1が値下がりして7000-8000円程度になっていて価格的にはほぼ同じに。どちらが良いかは好みだと思いますが、R1とR0を組み合わせた電源タップを作って音色の調整をしても良いかもですね(^^)/
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