B&W 802 Diamond & TAD Evolution One 比較試聴レビュー
引き続き秋葉原のオーディオ塔です。前回のPlayback Designs MPS-5とEsoteric K-01に続きTAD Evolution One(E-1) と B&W 802Diamond(SD)です。視聴時のシステムは…
E-1はスパイクでKriptonのボードに直に刺していました。初めは平行セッティングでしたが、ピンと来ず内振りにセッティングを変えて頂いて試聴開始。その後、B&W 802 Diamond(802SD)に戻し内振りにセッティングして貰い再度試聴。802SDは、キャスターそのままボードに載せてます。
TAD Evolution One…非常にスムースで音が滑らか。実体感がホントに凄い。一方で空間表現は得意でなく、シェパード・ムーン(SHM-CD)
などを聴くと…な感じ。平行セッティングでも空間の広がりや奥行きを上手く出すのは難しそう。低域の量感は802SDに比べて少なめだが、十分に伸びてキレも良い感じ。高域の伸びは802SDに比べて少し劣る印象。高域に少し芯というかキツイ所があって、シンバルとかトランペットは802SDより良いのかも。
B&W 802 Diamond…平行セッティングより内振りの方が好印象。音のキレ・focus感も増す感じ。E-1と比べるとスムーズな感じは受けないが、十二分に鳴っている。Nautilus802に比べて容易に鳴る様子。低域の伸びはE-1と互角だが量感は増す。中高域の繊細さは明らかに802SDが良く、上まで綺麗に伸びてキツイ所は感じない。3D的な空間表現も十分で、シェパード・ムーン(SHM-CD)
などを聴くと大きく広がった空間が気持ちいい。ボーカルの実体感・力感はE-1に比べ後退するが、解像度や立体感の表現は802SDが一歩リード。目の前で歌っているようなリアリティは一枚上手な印象で、キレやスピード感も十分。
【まとめ】初めの予想に反してTAD E-1よりB&W 802Diamondの方が好みでした。E-1は、非常に滑らかに出る実体感の高い音が凄いんですが、空間表現が…。完全に音像型のスピーカーという印象でした。一方のB&W 802Diamondはバランスの良さが光ります。しかも、試聴時はキャスターだったので、付属のスパイクかCerabseに変えれば化けそうです。以前に感じたベッタリというかバタ臭い感じは、今回はあまり受けませんでした。ただ、CDPとPreの電源ケーブルはサラッと系で、インコネも薄口~普通ぐらいだと思うので、家でNautilus802にそのまま入れ替えると少しくどく感じるかも。 ピアノブラックにするかどうかは悩ましい感じです。
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