Scarecrowさんのプリアンプ試聴記 その1
Scarecrowさんは、うちと同じB&Wの40周年記念モデル signature diamond をお使いの方で、先日お持ちになったCDをみると軽めのジャズやクラッシックが中心なのかしら。私と好きな音の方向性は近いような気がします。今は北欧のPRIMAREのプリメインとCDPで鳴らされていて、さらなるグレードアップを図るためにプリメインからセパレート構成に変更を考えてBATにも興味を持たれてメールで相談させて頂いてました。その縁で先日おいで頂いたのですが、積極的にショップに行かれてアンプを聴かれています。詳細なレポートを頂いたので、私が読むだけでは勿体ないと思って無理を言ってこちらに載せさせて頂きました。以下はそのレポート(青字がScarecrowさんのオリジナル)です。
# 試聴1軒目
SP:Kharma Ceramique 3.2
プリアンプ:Ayre K-1x & K-1xe, LINDEMANN 832
パワーアンプ:Classe CA-2200, VIOLA Forte
最初に、AyreのK-1xとK-1xeとClasseのCA-2200の組み合わせで順番で聴きました。残念ながら噂通りの空間表現は感じられませんでした。空間の上下が思ったより広くなく、家のシステムとあまり変わらないと いう印象でした。私の耳がよくないのか、K-1xとK-1xeの差も感じられませんでした。若干K-1xのほうが空間が広く感じるかな?と思った程度でした。多分、スピーカーがKharmaのCeramique3.2だったのが原因かもしれません。特に低域は酷かったです。。ただ、逆に自分のスピーカーの音のほうが全然いいなと感じることができたのでよかったです。
次にCA-2200をVIOLAのForteに変えてもらったのですが、クラッセよりもストレートな感じでした。音場はクラッセよりも少し狭く感じられ、あまりいい印象は持てませんでした。。
今度はプリアンプをLINDEMANNの832に変更してもらいました。そうすると今度はAyreよりもさらに空間が狭くなりビックリしま した。スピーカーがあまり空間表現を得意とするものではなかったのではと思います。もし、Ayreを私のスピーカーと組み合わせたらまた違ってくるのかな、というのが結論でした。。結局、購買意欲はあまりでませんでした。
# 試聴2件目
SP:クリプトン KX-1000P
プリアンプ:BAT VK-51se(家のと同じ!)
パワーアンプ:アキュフェーズ P6100
その後、ユニオンでBATのVK-51seを聴いてきました。パワーにアキュフェーズのP6100でスピーカーはクリプトンのKX-1000Pでした。正直、Ayreを聴いたお店と違って大した試聴室ではなかったので、期待していなかったのですが、予想に反してスゴいよかったです!空間も広く、オーケストラも楽器がそれぞれ位置がハッキリしていました。でも、評判通り一番よかったのはボーカルでした。生々しいというか艶があるというか、、スピーカーが違うのもあるんでしょうが、思わず取り置きをお願いして しまいました(笑) でも、もしBATにするならパワーアンプはどうしようという感じですが、、とりあえず中古のクラッセですかね?
# 試聴3軒目
SP:?
プリ&パワーアンプ:AUDIA
そして、最後にダイナに行ってきました。。噂通りの店員に会いましたよ(苦笑) 予算を聞いてきて、興味を失った感じで明らかに態度が変わりましたね。。<編注>頼りになる定員さんもいますが、客商売と考えていないダイナの店員さんが多いとは思います…。
そんな中頑張って聴いて良かったのが、messaさんが仰っていたAUDIAのプリとパワー組み合わせです。ボーカルはBATのほうが好みですが、空間表現は同じくらいに感じられました。音色は柔らかい感じで非常に好みでした。見た目もいいですし。
今日は、BATかAUDIAで揺れ動いている感じですね。明日はJeffの試聴ですが、ダイナの店員さんに「Jeffはないでしょうね。」と言われてしまいました(苦笑)
# 試聴4軒目
SP:B&W 805D
プリアンプ:Jeff Rowland Capri S
パワーアンプ:Jeff Rowland 201
今日、Jeffの試聴に行ってきたのですが、予想していたより良かったです。組み合わせはCapri Sと201でした。空間も奥行きがあり、楽器それぞれの位置がハッキリしていました。ネット上ではみなさん厳しい評価をしていますが、私は悪いとは思いませんでした。
別にD級だって悪くないじゃんと思ってしまいした。(ちなみにスピーカーがB&W 805Dでした。) ただ、ボーカルはやはりBATのほうが断然よく、しなやかさや低音もBATのほうがよかったと思いました。
初心者の私が今回の試聴で思ったのは、やはり試聴部屋やセッティング、スピーカーの違いでアンプがよくても、その性能を発揮できないことがあるということでした。だから、みなさんがどの製品がいいと言っても、環境が違えばその音を聴くことができず、同じ評価を下すことができないのですね。どこかのサイトで、オーディオの評論は必ず誰かを傷つけると言ったことが書いてありましたが、これは悲しい事実ですね(笑)
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コメント
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こんばんは。
ご友人の試聴記、熱心さがこちらにも伝わって来ます。
ただ、ここ数年オーディオ誌を熱心に読んでいませんでしたので、試聴機器の知識が全くと言って良いほどありません。
昨晩、自分が愛用しているアキュフェーズのアンプの銚子がおかしくなりました。購入後十数年経っていますのでオーバーホール時期かな、とも思っております。
投稿: KONDOH | 2011年5月15日 (日) 00時35分
KONDOHさん、こんばんわ。
コメントありがとうございます。一応リンクは張ってあるのですが、わざわざリンクに飛ばなくても記事の中である程度分かるように説明した方が分かりやすいですよね…。もっと機器の生い立ちとか値段を書いた方が分かりやすいかなぁ?とも思うんですが、先入観を持たずに聴いた方が良いかと思って自分はあんまり気にして無くって。もちろん買う時には、価格とか気にするっていうより困る事が多いですが(^_^;)
アキュフェーズはサポート定評ありますよね。オーバーホールすれば、音もリフレッシュして今より楽しめそうですね。
あとKONDOHさんのブログお邪魔させて頂きました。自分も少しカメラしてたので楽しく読ませて頂きました。ハッセルブラッドとか今のデジタルカメラに無い味があって良いと思います。35mmでも保存とか大変だったので中判フィルムの管理は大変かと思いますが、お互い無理の無い範囲(自分はかなり無理しちゃってる感じですが…)で続けていけると良いですね(^^)/
投稿: messa | 2011年5月15日 (日) 02時30分