OCX 外部クロック!レポ
島田さんがいらっしゃる間にと思い先月に駆け込みでお借りした。今更だがOCXはCDPやD/Aにクロックを供給する機器で水晶の温度管理をすることで精度を向上させた逸品。また、この手の製品としては価格も良心的な方だ。
なお、通電24hr以上でないと安定しないとのことで二晩待って無理に時間を作り試聴した。ちなみに、デジタルケーブルは一緒にお借りしたstelthの物を使用。試聴は、いつものように古内東子・セリーヌのSACDと最近試聴Diskに加わったFreeのNo.11だ。
まず最高の176MhzでTry。繰り返し聴くがFreeや古内東子のCDではあまり差は出ず。SACDだと少し差が出てくるかなという程度。空間は奥行きが広がり左右にも若干広くなる。しかし、空間がひろがる一方で、密度が薄くなって少し寂しい感じだ。X-0Ltd.はX-01に比べ濃くなっていたので、Ver upすればちょうど良いのかも知れない。
次に、時間が無かったため88MhzでTry。こちらの方が違いが分かりやすい。セリーヌのSACDでも奥行きはそれ程広がる感じは無いが、弱音の表現がupして音の消え際がよく分かるようになる。音がフワッと広がって気持ちよい感じ…と書くと非常に良いように受け取られると思うが、改善の程度は残念ながら小幅だ。
理由として考えられるのは、まず当方のシステムが不十分と言うことだろう。プリの電源にDreamか何か入った後だったら、もう少し効果を感じられたかも知れない。その2としてCDPが一体型と言うことが有りそうだ。トランスポートとD/Aが別だと高精度のクロックと言うだけでなくクロックの同期という効果もあり、また違った結果だったに違いない。
ちなみに、島田さんにはクロックは最後にもう一枚ベールを取りたいときに入れる物と言うことで、やはりACなどを先に対策する必要があるとの事だった。
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コメント
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こんばんは。
家はDAC64との同期はとれていないですけど、島田氏に、それなんですか?と聞かれたぐらいのCCG-525を使ってます。
それでも、P-70単独には戻れないほどの効果を感じています。
大まかには、質感の向上と音場の精度ってかんじでしょうか。クロックケーブルを変えても音場が広がったりはしませんが、純粋にフォーカスだけがあってきます。
もちろん、トラポ並みにセッティングやACケーブルにも敏感だと思います。
まあP-70の元々が悪いからこその評価だとは思いますけど‥(^_^)
投稿: kimukou | 2006年12月27日 (水) 21時17分
おおCCG-525ですね。コレは逸品で推奨されてて気になってました。あとP-70は名機だと思いますよ(^_^;)
うちで効果がイマイチなのは、ケーブルetcを詰め切れて無いだけかも。当方の環境だと、OCXよりAC(Dreamやアレグロ)やインコネ(キンセレやオーグライン)の方が効果が強いのですが、セッティングやケーブルで底上げできていれば効果もより大きく感じたのでは?と思ってます。
投稿: MESSA | 2006年12月27日 (水) 23時18分