アンプ選定 3 ~ Balanced Audio Technology VK250SE ~
2006年 年初~
CDP:Esoteric X-01
PreAMP Balanced Audio Technology VK-51SE
PowerAMP Crasse CA-2200 → Balanced Audio Technology VK250SE
SP:B&W N802
さて、PreAMPとPowerAMPが決まったと思ったら、VK-51SEとCA-2200を組み合わせると我が家では音が大きすぎた。ボリューム1でも日中でもCDによっては大きすぎるぐらい。N802が高効率(91db)なのとCA-2200のゲイン高め(29db)が原因のようだ。CA-2200のゲイン下げも考えたが無理との事でPowerAMPは振り出しに。せっかくなので無理を言ってS田氏に色々お借りして試聴してみた。他所で聴いた分も含めて当時のメモを元にレビューしてみると…。
Ayre V-5x
ダイナ5555の4Fで試聴。802Dでも明らかに駆動力が不足。ちょっと期待していたので残念(>_<)
Ayre V-1x
ダイナ5555 4Fとアクセ店で試聴。空間は良く広がり澄んで透明・明朗な音。CA-2200に比べるとややモノトーンだが、音は少し細かい所まででるかも。
Crasse CA-2200
アクセ店及び自宅で試聴。ソースにもよるが低音がぼける感じあり。しかし、ゴム足がダメなのか黒水晶のインシュレーターを足に入れると一変して締まった低音になる。V-1xに比べるとやや丸みをおびた暖かい音だが、ボーカルの色合いは良くなり好印象。空間も気持ち良く広がる。
LINN KLIMAX CHAKRA TWIN
ゲインの調整とか出来るので期待して聴いたが、カマボコ的なバランスで細かいところも省いて聴きやすくしている感じだ。音の広がりも不十分か。いっそのことC4200の方が良いと思う。
LINN C4200
値段的にひかれたので試聴。バイアンプだとN802も十分に駆動できてお買い得。細かい所は潰れてカマボコバランスだが、刺激的でなく聞きやすい。これなら仕事や勉強をしながら聴いていてもじゃまにならないかも。N802を使って高品位なBGMを鳴らしたい方にお勧め。
CHORD Mezzo140
デジタルアンプ。ボーカルは熱い感じになるも空間の広がりは不十分。ゲインも29dbで我が家ではやはり大きすぎた。
Balanced Audio Technology VK55
聴いた中では唯一の真空管パワーアンプ。非常に中高音が艶やかに鳴り、空間も十分に広がるのに濃密で本当に気持ちよい。古内東子など声の表情が非常に豊かになって聴き惚れている間に数曲で寝てしまう。音楽を聴くためには寝ないように努力する必要がある恐るべきアンプだ。
残念ながらN802だと駆動力が不足するみたいで低音は描写出来ていなかったのでパスしたが、805sとかには最高のパワーアンプかもしれない。不眠症になったら間違いなく最初にゲットするだろう。ダイナのアクセ店に試聴機が置いてあったので、気になった方は是非一度聴いてみて下さい。
Balanced Audio Technology VK250SE
空間の広がりも良く音は上下にスムーズに伸びて気持ちがよい。CA2200に比べると、少しエッジが効いて歯切れがよく元気な感じだ。低音の描写はこちらの方がやや良いのかも。ゲインも26dbで我が家にはちょうど良い。
結局は、同じBATのパワーアンプを購入することになった。本当はゲイン26dbでも音は大きく感じたのだが、ゲイン26db以下で選択肢はあまり無かった。しかし、音質的には非常に好みで気に入っている。
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