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雑記帳・足跡帳

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MSB Select DAC & Transport 聴いちゃいました。。。その③

 MSB SelectDACはPCM接続で聴いた時は、う~ん。。。って感じでしたが、ProISL接続とUSB接続だと化けますね。自分はCD/SACD派ですが、USB->ProISL接続の変換アダプタとDELA N10導入すれば、サクッと十分なレベルになりそうな感じがします。そうなると、弟機種のReferenceDACも気になりますよね?

 

 順番が逆になりますが、頑張れるのはお値段的にReferenceDACだよなぁって思って、以前にダイナで展示中の時に店頭で比較試聴させて頂いてました。試聴機のMSB SelectDACのクロックは最上位のFemto 33、Referenceは2番目のFemto 77にアップグレードされて不足無い感じです。別体電源は、どちらも1筐体でした。ソースはCD/SACDです。スピーカーやアンプが聴き慣れないシステムだったので、細部は省いてザックリした印象は。。。

  

Msb_select_reference_dac

  

【MSB Reference DAC】
 SelectDACはモジュール8個で、ReferenceDACはモジュール4個と半分になりますが、お値段も約半分。別体電源とか見た目は変わらない感じで、気になるクロックは同じFemto33にアップグレード可能なので、お買い得感あるような?(誤)

 音の方は、ややキラキラしたVivaldiに比べ落ち着いてナチュラル。リズムは少し淡々としていて、演奏は淡白な感じ。音像も奥行き感は浅く感じる。低域はVivaldiより少し沈む印象で、やや情報量も多そう。

  

【MSB Select DAC】
 音数や情報量は明らかに多いですが、塊にならず分解されています。VivaldiやReferenceで不十分な感じ(おそらくシステムとセッティングの問題)だった空間定位が改善し、空間の支配力を感じました。Referenceと同じくやや静的な演奏で、Vivaldiに比べアナログ録音そのままな音源よりデジタル録音で多少コンプ効いているような音源が上手く再生する(アナログ録音はレコードで聴けば良いか?とも思う)印象でした。また、音像は前に来る感じで、音源によっても好き好き出そうですが、情報量や定位などの性能でねじ伏せる感じ。これは凄いですよ。

  

【MSB Select vs Reference vs dCS Vivaldi】
 dCS Vivaidiとは、好みの問題は別にすると性能的にはMSB Select DACだと思いました。MSB Reference DACは 普通に良いですけど、聴いちゃうとSelect DACですね。よりナチュラルな感じが好きだとMSB Reference DACが良いとは思うのですけど、性能的にはReference DACの2倍でSelect DAC(どっちも尋常な値段じゃない)だと思うと迷えないレベルです。。。

 この流れでSelect DAC自宅試聴お願いしたかったのですが、ReferenceDACな覚悟で特価じゃないSelectDACは無理なんで断念(^^;)

  

(続きます)

MSB Select DAC & Transport 聴いちゃいました。。。その②

 続いて、MSB Select DACTransportをセットで試聴しました。自分は、CD/SACD派だったので、U-Audioさんが頑張ってセットで試せる事に。ちなみに、本体がジェラルミンケースに入り、さらにダンボールの外箱なので、4個組で届いた荷物は想像以上に大きかった。ショップで見た時は本体はもっとコンパクトな気がしたんですが、家だと普通に大きくて重い(^^;)

   

Msb_select_dac_transport

   

 Vivaldi Transportと入れ替えました。上段がMSB Select Transportです。DACと同じ三角の樹脂で、ふにゅんと動く感じ。OPPO UDP-203がベースで外見、電源、I/Fを追加した感じで、定価5,500,000(税別)。。。150万安い弟機種のReference Transportとは電源と外観の違いだけ?で機能的な差は無さそうなので、買うならReference Transportで良さそう。(想定している顧客は、価格差を気にしない方々だとおもいますが)試して無いですが、ベースのOPPO UDP-203なのでHDMI出力あって、普通にBDとかDVDも楽しめるみたい。

   

Msb_select_dccable

 

 電源もDACと同じく別体でDCケーブルで接続します。写真の左がTransport、右がDACのDCケーブルです。ぜんぜん作りが違いました(^^;)

   

Proisl

 DACとの接続はPro ISLで、光ファイバーを使ったMSBオリジナル?の双方向赤外線レーザーインターフェース。2本束ねた光ファイバーケーブルでの接続です。ケーブルの交換とか考えなくて良いから、気が楽かも?

   

【Select TransportとPro ISL接続でのインプレッション】

 これは、、、PCM入力より1-2段ランク上がる感じですね。まさかOPPOのトラポが良いのか!?ってPCM入力を試すとダメダメなんで、やっぱりPro ISL接続が凄いようです。

  

 音質的な性格はPCM入力と同じで、単純に音が良くなってます。気になってたリズム感も改善して、まだVivaldiの方が良いけど下手な感じは受けなくなっています。立体感、定位は素晴らしく、Vivaldiを凌いでますね。情報量も明らかに多く、音が前に押し寄せる感じ。これは好きな人には無二なDACかも。セリーヌのSACDとか完璧に制御して再生している感じです。

 ただ、前に押してくるけど、引かない感じ。圧迫感があって、緩急の変化は弱い感じ。レンジは上がロールオフしてピラミッドバランスなんですが、詰まる感じは無いので気にはならず、低域の駆動力はVivaldiを凌ぐますね。オーディオ的というか、下に伸びて重量感がり弾む低域で、空気が震える感じも上手い。

  

 CDの再生レベルに比べると、CD->SACDでの伸び代は少なめですが、SACDの良さも感じる再生でした。アナログ録音より最新のデジタル録音で作り込んだ曲の方が、より凄みが出る感じ。また、Vivaldiよりコンプの強い曲も上手く再生してくれ、アニソン(水樹奈々の深愛や中島愛神様のいたずら)の再生は過去最高でした。

 アナログ好きな方でデジタル再生がピンと来ない方や、コンプ強い曲が好きな人にはベストな選択なんじゃ。。。Select DACじゃ無きゃ得られない圧倒的な世界観がありますね。

   

【DELA N100とUSB再生】
 続いて、DELA N100(+アナログ電源)からのUSB入力(オーグラインのUSB)を試して見ました。ちなみに、希望小売価格138,000円 (税別)と今までと違う価格帯です(^^;)

  

 試して見ると普通にいい。どうもMSB Select DACがPCM入力よりPro ISLやUSB入力が得意みたい。Select Transport Pro ISL接続とけっこう近い再生レベル。。。自分はデータ再生(ファイル再生)よりCD/SACD派でしたが、初めてデータ再生で良いんじゃ?って思いました。と言うか、Scarlatti Clock(アップデートでUSB入力に対応)とVivaldi DAC(元々DACにUSB入力あり)で試した感じだと、dCSのUSB入力インターフェイスが弱かったのかも。

  

 逆に、トラポはdCSに比べMSBの方が弱い感じで、ドライブをOPPOからD&MかEsotericメカに変更して欲しいところ。でも、Pro ISL 接続だと、そこまでドライブでの差は出ないのか???とりあえず、USB接続より Pro ISL 接続の方が良いと思うので、USB > Pro ISL 変換アダプターとDELA N10を使えば、音的にSelect Transportを越えそうな雰囲気(個人的にはリッピング好きじゃ無いから買えるならトラポも欲しいけど)です。

   

(続きます)

MSB Select DAC & Transport 聴いちゃいました。。。その①

 恐ろしい値段のMSB Select DACをTransportと一緒に自宅視聴することに!U-Audioさんが条件を頑張って下さったので試せる事になったのですが、本当にドキドキです。こんなに、聴いて気に入るのが『怖い』と思ったのは初めて。いくら本気の趣味とは言え、単体DACに払って良い金額なのか。。。

Msb_select_dac_dsc_vivaldi


 上がdCS Vivaldiで下がMSB Select DACです。電源1体バージョンですが、クロックはFEMTO 33の最強バージョンです!足は樹脂の三角コーンですが、本体を揺らすと「ふにゅん」って動く不思議な感触。いつもは値段を気にせず聴いて判断しますが、このDACはお値段も考えて視聴します。ちなみに、オプション込みで定価13,830,000円(税別)。。。


 レビューの比較相手は、dCS Vivaldi DAC & Transport。クロックは、Scarlatti時代から使っているルビジウムの外部クロックそのまま...って、ブログでVivaldiをお披露目するの忘れていました(^^;) 2年前にDACの出物見付けて、その後にトラポも購入。初期ロット限定となった?カルダス ロジウム端子(高級?だと思いますが、個人的には苦手な音でした。試聴時のレポ)では無く、普通?なノイトリックの金メッキです。音の感じは、Scarlattiの方が実直で、Vivaldiの方が少し華やかな感じですね。メインはVivaldiに置き換えましたが、サブに回ったScarlattiと絶対的な性能差は感じず、モードの違いの方が大きい感じです。ちなみに、DACは定価4,370,000円(税別)で普通にお高いですが、Select DACに比べると可愛い感じ?


 まず、DAC単体で試そうと、Vivaldi Transportと組み合わせました。PCM出力は、デジタルAES(Nordost Odin2)、クロックはMSB Select DACの出力をVivaldi Transportに入力(オーグラインのBNC)して同期させました。Vivali(+ルビクロック)より寝起きは悪いですね。数日で明らかに良くなってくので、常時電源Onしないとダメな感じ。まあ、クロック内蔵で水晶だから常時ONは当然か。ただ、触れなくなるほどじゃないですが、思ったより熱くなります。


【PCM入力での音質インプレッション】

 音場は左右は狭いが、前後はやや広く。音像は濃いという感じとも違うが、存在感があり、前に来て力強い。曲により圧迫感も。情報量と音数は増えるが、力感は増している。中~低域は力強く躍動感があって弾力良く弾む感じ。高域は少しロールオフで、ピラミッドバランス。アナログぽい感じ?

 S/Nも良いが、どうも弱音が持ち上がってダイナミックレンジが少し狭く感じる。Vivaldiが0-100%だとすると、15-100%な感じで軽くコンプがかかったような。また、音が遅いとかキレが悪い訳じゃないが、ノリが悪いというか杓子定規な演奏で、音楽としての躍動感は薄い。


 写真のボリュームは106ですが、取説には100がリファレンスボリュームとあったので、主に100で聴いています。SelectDACのボリュームを下げて、プリのボリュームを上げる方がキャラが薄くなると言うか、力感は減る感じでした。色々聴くと、デジタル録音で多少作られた曲(Fantasy On Iceとか)、コンプの効いた最近のアニソンとか得意な感じ。逆に、美空ひばりとかのアナログ録音とかライブ物(DIVAS Liveとかロドリゴ)が苦手ぽい。


私のメインソースと好みを考えると、【PCM入力では】ちょっと微妙な感じでした。

TiGLON オーディオボーオ TMB-300 レビュー

 先日、ティグロンのオーディオボード TMB-300を試させて頂いたので久々にブログ書きました。TiGLONさんに感謝です!ボード自体も全般的に欠点無く高性能で、エネルギッシュな音になり、期待を裏切らないオーディオボードだったので、しっかりレビューしますね(^^)/

 

Tmb300_02_20200623112101

 

【外観と構造】
見た目的には、色目や木材の質感も良く好印象です。構造的には、木材とマグネシウム版のサンドイッチ。上から、ロシアンバーチ 12mm、ピュアマグネシウム 2mm、チーク 13mm、MDF 5.5mmと凝った構造です。写真では分かりにくいですが、側面が少し浮く構造で直接床に接しないように工夫されています。厚さは、32.5mmですが、重量は5kgあって重量感を感じるボードです。

Tmb300_20200623112101

 

コンコンと叩いた感じは動画に撮ってYouTubeにアップしてみました。けっこう強めに叩いています。音が濁ったり、響きが長すぎる、音が詰まるように消えるようなボードは避けた方が良い印象です。

 

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【音質】
試したのは、クリーン電源のKojo ArayMK2SEです。ここからdCS Vivaldi DACとトランスポート、プリのBAT REX2に給電しています。初めはスパイダーシートをボードとラックの間に敷いて、ボードと機器の間はタングステンインシュです。


パッと聞いた感じで、けっこう好印象です。やや温度感と厚みがアップし、力感あり、音が前に飛んでくる感じです。瞬発力やキレも良いですが、やや音像定位は甘めに。音色は、やや暖色でハデと言うより渋めの音です。情報量は落ちること無く、高域の伸びは十分。最低域は、少し浅くなった感じ。ただ、低域の厚さはあって、ぶるんっと空気が震える感じが出ますね。

スパイダーシートの使用はケースバイケースなんですが、今回は無い方が良さそう?と思って抜いてみると。。。おおっ!かなりエネルギッシュな感じです。最低域の沈み込みや定位の甘さは改善した感じですが、YGがホーン&マルチな大型システムになったみたいなアグレッシブさを感じます。ちょっとビックリ( ・_・;) 

 

Tmb300_04_20200623112101

 


思った以上にアグレッシブな音だったので、少しフワっとさせようとウェルフロート リング(ウェルフロート ボードの機構だけを丸い人工大理石にセットしたもの)をタングステンインシュの代わりに入れてみました。 低域は若干浅くなる感じはありますが、空間の広がりは出て、こっちの方が女性ボーカルなら好印象ですね。エネルギッシュな感じも残っており、ウチだとこの位で良さそう。音の勢いを落とすのは簡単ですが増すのは難しいと思うので、情報量とかS/Nなどの性能が良くエネルギッシュな音になるのは貴重なボードだと思います(^^)/

 

【まとめ】
Tiglonの他のボードも以前に試しましたが、後発だけあってTMB-300が一番好印象でした。メーカーが謳っているファントムアース構造についてはよく分かりませんが、全体に高性能で『アグレッシブ』になるボードは希有で貴重だと思います。ウチは過重なシールドやフィルターを排して、勢いを殺さず蛇口全開を目指していますが、このボードを使えば少々途中で調整&コントロールしても勢いを保てそうです。パワーアンプ用のオーディオボードを薄くしてラックを組み直そうと思っているので、作業が終わったらクリーン電源の下に敷く有力候補になりました。かなりお勧めなオーディオボードです(^^)/

 

 

ORPHEUS HERITAGE SACD HE/P 自宅試聴レビュー。寝起き悪いが、起きたら素晴らしい! 

 最後?なSACDプレイヤー選びの一環で、ORPHEUS HERITAGE SACD プレーヤーお借りしていました!EsotericのVRDSメカ搭載の一体型としては最高峰なSACDプレイヤーです。先日からDACやトラポが気になって、色々と試聴していました。なかなかじっくり聴ける聴ける機会が無いSACD/CDプレーヤーと思うので、遅ればせながら試聴レビューを記事にしておきますね(^^)/

 

20171120_223016_2

 

【外観&機能】

 

 スイスのメーカーだけあって?オシャレな感じです。サイズは、同じ弩級一体型のVivaldi Oneと比べるとコンパクトで、かなり太くて頼もしい電源ケーブルも付属していて好印象。ちなみに、Clockの出力はあるけど、入力はありませんでした。寝起きは悪く設置して少なくとも3日ぐらいしないと本領発揮しない感じでした。オーディオショーとかだと覚醒する前にイベントが終わっちゃいそうで、なかなか真価を理解して貰えなさそうなタイプですね(^^;)
 メカはEsoteric VRDS-NEOですがVNK-5で、dCS Vivaldi/Scarlatti のVMK-3.5より少し格が落ちるみたい。エソテリックの採用例でみると、VMK-3.5がK-01xとかGrandiosoに搭載さていて、VNK-5はK-05Xsに搭載さていました。詳しくはSACDメカのまとめ記事を。DAC部分はORPHEUSのオリジナルですが、ORPHEUS社の大元はANAGRAM Technologies社だそうです。CH PrecisionもANAGRAM Technologiesと一緒に仕事をしていた事もあるようなので、ここら辺は技術的・人的交流あるようですね。

 

20171124_000112_2

 

 

 

【音質】

 

 設置直後は、けっこうボケた感じでしたが通電して待てば大幅に改善されました。デモ機でエージングは済んでいるはずなので、けっこう寝起き悪いですね。とりあえず付属ケーブルで常時Onで三日待ちチェック開始。情報量やS/N、三次元的な定位など性能的には求められる基準には達しているもののScarlattiセットには及ばない感じで、性能面では一体型としての限界はありそうです。ただ、1週間ぐらい待てばもう少し良くなりそうな感じもありますね。
 音楽的にはまとまりがある再生で表現力が高いのですが、美空ひばりだとScarlattiセットのように性能で押しきった方が好みかも。しかし、普通に上手い位の歌い手だと、かなり良く聞こえますね。録音にも左右されにくい?印象で、オーバーに言うと僅かに甘美でふわっとした感じで魅力的です。
 ついで電源ケーブルをScarlattiと同じCrystal cable AbsoluteDreamに差し替えて、また3日待つと。。。これは、ボーカル最高!で高音質盤以外も名盤に聞こえますね!? やや美音系ですが、表現力に優れScarlattiで苦手な過多コンプもうまく鳴らしてくれる感じでした。dCSとはキャラが違いますが、Vivaldi Oneと十分に戦えるレベルかと。 HERITAGE SACD HE + DAC Mk3の構成ならVivaldiセットとも対抗できる(お値段もですが)と思いました(^^)/


【ライバル達】

最後?のSACDプレイヤーと思って各社の弩級プレイヤーを聴いたので、気になるプレイヤーとの印象の比較をしておきます。

# CH precision D1
同じスイスメーカーで同じCDメカ採用のCH precision D1は、共通性があるかと思いきや印象はかなり違いました。CH precisionは(設定で調整出来ますが)ビシッとしたゆらぎ無い再生が特徴だと思っているのですが、ORPHEUSはふわっと開放的で柔らかな印象でした。筐体の造りもD1はガッチリで質量も32kgあるのに対して、HERITAGE SACD HE/Pは程々の剛性という感じで質量も19.6kgなので、ここら辺も音作りに影響してるのかも。

# dCS Scarlatti セット
一体型のHERITAGE SACD HE/Pに比べると、3台構成の強みがあり性能的には一歩リードしています。Transportは同じ19.6kgでしたが、筐体の剛性感はややScarlattiの方が上かも。CH precisionに比べると開放的で繊細な描写で微粒子が降り注ぐイメージなのですが、ORPHEUSの方がよりふわっとした空気感で僅かに甘美な印象ですね。

# dCS Vivaldi One
自宅試聴しましたが、低域の沈み込みや細部のキレとかはScarlatti セットが上回る感じでした。27.4kgと重量ありますが、本体が大きいのでCHみたいな金属の塊持つような剛性感ではないですね。一体型の限界は感じますが、性能的には勿論トップクラスで、Elipsa 的なスピーカーなら差は感じないと思います。そして、一体型のメリットかHERITAGE SACD HE/Pと同じくまとまりのある再生でした。Scarlattiより気持ち美音で滑らかな質感だと思いますが、ORPHEUSの方がより肌触りの良い質感だと思います。

気になるSACDプレイヤー 採用メカのまとめ

 手に入るうちに、最後の?SACDプレイヤー購入しといた方が良いかも?と思って(俗に言う【ハイエンド】な機種を)色々と試聴していました。もちろんDiskメディアそろそろ終焉?って思いますが、登場初期に買ったCDも目に見える劣化ないし、手持ちのメディア資産は当分大丈夫そうです。また、ファイル再生も突き詰めると大変だったり、ファイルとDiskメディアのそれぞれの良さもある気がします。

  自分は当分CD/SACDメイン(リッピングするなら、その時間で音楽聴きたいタイプ)で行こうと思うのですが、Diskドライブの今後は不安でした。SACDの暗号化をデコードするSonyチップの生産終了との噂を聞いてと、コレはとどめを刺された…と。デコードのチップはSony以外に互換チップもある(DMのメカは互換チップ採用との噂)ようですが、EsotericのVRDSメカの音が好きっていうのもあって。チップ生産終了と共にEsotericのVRDSメカ外部供給もストップとの噂だったので、ちょっと『最後』のプレイヤー導入急がないとダメか!?と。海外ハイエンドメーカーのオリジナルDACとエソテリックのSACD/CDメカニズムの組み合わせは楽しみだったので。。。それが、新しいVRDS-ATLAS登場してSACDメカの前途も明るい感じになって嬉しい限り(このご時世なので新規開発は無いんじゃ?と思っていました)です!


 『最後?』のプレイヤーは結局アレにしちゃったんですが、せっかくなので試聴してきたSACDプレイヤーを中心にメカの点からまとめて見ました。DACについてはチップとか注目されますが、プレイヤーはSACD/CDメカニズムも重要だと思っていて。また、調べてみると同じ『VRDSメカ搭載』でもけっこう違っていました。なお、今回はメカの話なので、普段は書かない値段も載せてみてます(^^;)

 

 

 

1)Esoteric VRDS-ATLAS

 

 

新開発されGrandioso P1X(350万円 D1Xとセットで700万円!?)に搭載されたVRDS-ATLAS(右)と、VRDS-NEO(左)です。従来のNEOメカも十分ガッシリなんですが、ATLASメカは赤いザクとノーマルぐらい違う感じでした。

 

 

P1xd1x_3

 

 

 

P1xd1x

 

ダッシュでGrandioso(グランディオーソ) P1X/D1X試聴してきましたが、新規開発のオリジナルDACも併せて非常に好印象! 今後はVRDS-ATLASメカが活躍してくれると思うと嬉しいですね。ぜひdCSとかとコラボして欲しいところ。

 


 

2)Esoteric VRDS-NEO (VMK-3.5)

 

2012年発売のP-02、X-01 D2(手持ちのX-01はNEOになる前でした)から登場した歴史あるVRDSメカ。K-01からVMK-3.5-20Sと表記されバージョンアップしたのかな?動作の様子みても良さそうですよ!K-01Xs(160万円)やGrandioso P1(280万円、D1とセットで420万円)など、P1X登場までトップモデルに採用されてきました。P-02どうやら、このタイプは他社に出してないようです。

 

F_photo01l

 

 

 

 

そして、X-03から登場したメカ(写真下)です。上部にある梁が簡素化されたタイプで、K-03からVMK-3.5-10 と表記されています。その後、K-03X / K-03Xs (98万円)などセカンドモデルに採用されてきました。

 

F_photo10

 

先日実物を見られた旧タイプは、VMK-3.5-10だったようです。実際に持った感じだと、セカンドモデル仕様とは言え相当ガッシリした感じでした。

 

Vivaldi_2

 

dCS Scarlatti /Vivaldi (約470万、フルセット約1300万円!?)はメーカーの資料等ではVMK-3となっていますが、Vivaldiの組み立て写真をみると、VMK-3.5-10みたい。エソテリック以外では、一番いいメカを採用しているようです。

 

 

 

 

3)Esoteric VRDS-NEO(VMK-5)

 

続いて、X-05から登場したVRDS-NEO VMK-5 メカ(写真下)です。K-05 / K-05X /K-05Xs (65万円) / P-05XなどVRDS-NEO搭載の入門機種に搭載されています。

 

Esop05vrds2_big

 

コストダウンを図ったためか、写真で見ると同じVRDS-NEOでも上位メカと少し差がありそうな感じですね(^^;) もちろん普通なドライブとは一線を画すレベルですけど。。

 

Ma1_6_w_modif

 

こちらのメカは、ORPHEUS HERITAGE SACD プレイヤー(750万円!?)に採用されていました。自宅試聴させて頂きましたが、表現力の高い素晴らしいプレイヤーでした!(寝起き悪いのでオーディオショーとかだと真価発揮して無さそう。。。)

 

 

 

Chdrive

 

また、dCSと並ぶSACDプレイヤーの雄CH Precision D1(448万円、フルセットだと1600万円)のメカもこのタイプのようです。少し意外でしたが、あの出音はガッチリな電源や筐体からきているのかも。

 

 

 

4)Esoteric VOSP

 

VRDSじゃない段階でどうなのかな?って思いますが、SACDメカの選択肢自体が少ないですから貴重な存在だったのかも。

 

Vsop

 

しかも、写真でみるとVOSP メカは以外とシッカリな感じでした。エソテリックでは、K-07 /K-07X /K-07Xs (50万円)などに搭載されていました。

 

 

 

Mps5

 

海外メーカーでは、Playback Designs MPS-5 (280万円)に採用さていました。もうディスコンですが、情報量などで圧倒されるほどではなかったですが、十二分に高性能で表現力が高く好印象でした(^^)/

 

 

 

5)Esoteric UMK-5

 

エソテリックの製品で、名前を出して使っている機種は無さそうです。dCS Paganini / Puccini (260万円)や、EMM TSDX Transport (245万円、セットで475万円)などで採用されていました。

 

Inner

 

写真は、Pucciniの中身ですが、メカ部分は貧弱な感じ。。。以前に、Pucciniを試聴した時の印象でも、DAC部分は良いけどトータルだと エソのX-01D2が良いなぁという感じで(^^;)

 

 

 

6)デノン&マランツ SACDM-3

 

2016年の年末に登場した自社開発DAC採用のMarantz SA-10(60万円)で登場した新開発メカです。Sony SACDデコードIC 生産終了?を受けて、互換ICで開発されたようです。

 

Sa10_mechanism

 

 

Sa10

 

以前にSA-10を試聴した時は、なかなか魅力的な音でした。新規開発されたオリジナルDACに注目していましたが、メカも良さそう。VOSPと戦えるレベルかな?VRDS-NEOは良くも悪くもカッチリした印象なので、音的にも違う魅力がありそう。それに他社が撤退、外部供給中止な状況では、貴重なSACDメカですね。これからの主力になるのかも?

 

Mpt8key_features

 

2018年夏に登場したPlayback Designs MPT-8 Transport (300万円、セットで550万円)にもカスタマイズして採用されていました!

 

 

 

7)LUXMAN LxDTM

 

2008年に登場したD-08から登場したラックスマンのオリジナルメカですね。現行だと、D-08u (110万円) / D-06u (58万円) / D-05u になりますが、どれもTI製チップ採用していたりで個人的には好みな感じです。

 

Pb3

 

 

 

8)Accuphase SACDメカ

 

2018年夏に登場したアキュフェーズ DP-750 (120万円)で採用されているメカです。D&M製メカのカスタマイズみたいです。かなりガッチリ補強されている感じですね!

 

Photo

 

 

 

9)OPPO メカ (Oppo UDP-203)

 

すでにOPPOも撤退済みですが、UDP-203を流用して製作されたのが、MSB Reference Transport と Select Transport です。ドライブ供給ではなく、本体の流用で製作されたようですね。なお、今後の供給については、十分なストック有り問題ないようです。

 

Oppo_2

 

写真はOPPO UDP-203(9万円)です。もちろん、MSBのトラポは、ケースは削り出しで、電源別体、出力も違うので別物ですが。下の写真は、MSB Reference Transport (250万円、電源強化して400万円!??)です。ちなみに、MSB Select Transportは強化電源で550万円。。。

 

Msb

 

Msb_3

 

残念ながらSelect DAC(電源とクロック強化して構成選ぶと1700万円ぐらい...)は聴いたこと無いのですが、凄いらしいです。Reference DAC(ほどほどの構成で640万円ぐらい)は、2回試聴出来ましたが、十二分な性能と素直な描写でかなり好印象でした。ただ、トラポでCD/SACDから再生すると。。。もちろん、悪い訳じゃないけどディスク再生用にエソのGrandioso k1 (230万円)用意した方が良いのでは???って思いました(^^;)

 

 

 

10)Pioneer SACDメカ

 

2017年末に登場したパイオニア PD-70AE (30万円!)に採用されているメカです。PCなどのドライブで定評あるパイオニアが最後に?本気を出してくれました。

 

Pioneer

 

 

この機種だけ今までと価格帯が違いますが、ディスク再生に注力した本気モデル。まあ、今まで上げて来た機種のお値段がおかしいのですが(^^;)

 

Pd70ae

 

 

中身の作り込みも立派です。解説はここが詳しいですが、あんまりオーディオ店で見かけないのが残念なところ。いつまであるか分からない機種(もうパイオニアもSACDドライブ生産終了?)なので、惹かれたらある間にゲットしておいた方が良いかも?

 

 

 

この記事を書いていて、ここ1-2年位けっこうSACDプレイヤー試聴していたんですが、記事にしてないことに気が付きました(^^;) 主立った機種はレビューをガンガン(たぶん。。。)書いて行こうと思います!

dCS Vivaldi Transport + DAC 自宅試聴レポ

 泣く子も黙る?弩級SACD/CDシステムなdCS Vivaldi です。自分はScarlattiの方が好み?とは思ったんですが、やっぱり気になるVivaldi。。。店頭や友人宅の印象では、Scarlattiの方が地味でVivaldiの方が煌びやかな印象です。でも、やはり性能的にはVivaldiなのか???と。そんな?訳で貸し出しお願いして、自宅試聴させて頂きました。(書きかけのまま放置でしたm(_ _)m)

 

Vivaldi_system
設置してのシステム全景です。Vivaldiの方が存在感ありますね!(これが現実になるとは思ってなかった2018年のお正月。。。)

 

20180101_150255

 

【外観&機能】
 見た目は地味?なScarlattiに比べてVivaldiは外観もゴージャスですね。Transportは背が高くなりましたが、幅は少し狭くなってラックを選ばなくなっています。世代的にはScarlattiは先代の最後の、Vivaldiは現代表になってから初のフラッグシップだそうです。
 機能的には、DACにUSB-DAC機能が内蔵されています。Scarlattiは後期にClockにUSB-D/D機能が実装され、有償バージョンアップも行われましたが今は終了しています。また、TransportはバージョンアップでDSDx2伝送に対応しています。また、MAPx3とFilterx6でDSDとDXD伝送あったりで、設定範囲が広がっていました。ScarlattiもFilter選べますが、実用的には2ぐらい。機能的な詳細は、こちらが詳しいです。

 

Vivaldi_2
Transportの端子は、カルダスのロジウムメッキでレアな初期モデルでした。

 

Vivaldi_1
DACはノイトリックの金メッキでした。

 

【音質インプレッション】
 やはりScarlattiに比べて、Vivaldiの方が華美な感じです。両者の差は、少しキャラは違いますが絶対的な性能差は感じませんでした。MAPとFilterの選択での変化が大きく、この変化の方がScarlattiとVivaldiの差より大きいぐらい。あと、曲によっては、ちょっと華美すぎるのが気になるというか。実直なScarlattiの方が好みな感じ。。。

 

(後日に出物があってVivaldi TransportとDACを導入しました。どうも自分はロジウム端子版が得意でなかったようで、ノイトリック 金メッキ仕様だと「華美な感じは」気にならない程度です。もちろんロジウム端子の方が高級?な感じですし好きな方も多いと思います)

Weiss MEDEA+ OP1-BP 導入ミニレポ。

 2018年の夏にWeissのハイエンドDACであるMEDEA+ OP1-BP導入したので、遅ればせながらご報告を。先日Grandioso P1X/D1Xのレビュー書いていて、Weissを連想したのでミニレビューを記事にしました。以前に試聴した時にも不思議と惹かれて、記憶に残っていたDACです。出物を見つけて、勢いで導入しちゃいました(@_@)

 

Medea_1

 

【外観&機能】
シンプルで無駄が無いデザインだと思います。2011年3月に『+OP1-BP』となって、アナログ増幅部分がオペアンプからディスクリート基盤となり音質がかなり向上したようです。その後に、DSDに対応したUSB仕様と、UPnP/DLNA対応のEthernetインターフェイスを採用したNET仕様が登場して、アップグレードも対応しているようです。

 

接続は、dCS Scarlatti トラポからAES接続で鳴らしてみてます。有り難い事にDual AES認識(Vivaldiモードはダメでした)しました。SACDもScarlattiトラポがPCMに変換してくるようで普通に鳴りました。Scarlatti トラポなにげに便利ですね。ちなみに、Dualにしない方が良いケースもあるぽいです。なお、Weissは思想的に外部クロック使用しないメーカーです。

 

Medea_2

 

【音質】
基本性能はdCS Scarlatti/Vivaldi DACのように突き詰めた感じはないですね。価格を考えても細部の再生クオリティ的に不足を感じるレベルではありませんが、解像度や情報量、スピード感、キレ、最低域の沈み込みとか少し弱い感じ。ただ、それ以上に躍動感高くグイッと描写する印象です。温度感高めでアナログ的な音色は、魅惑的で音楽的な得手不得手も少なそうです。雰囲気だけですが、iPhone+MV88で空気録音してアップしたtweet貼っておきますね。

 

 

JASON Transportとのペアは勿論ですが、USB仕様にしてPC系を送り出しにするとPC系の弱点を補完して、相当良いのでは?と思いました。出来る間にアップデートしておこうかなぁ。。。いま手持ちにdCS ScarlattiとVivaldiのDACありますが、今日はWeissで聴こうって思わせる魅力ありますよ。

 

空気録音で使用したオレンジロードのCDアルバム宣伝しておきます。ジャケットも最高で、中も名曲揃いでお勧めです!リンク先から試聴出来ますが、試聴のイマイチな音質と違って、CDの音質かなり良いです(^^)/

ESOTERIC Grandioso P1X/D1X 発売前に試聴レビュー!

 2019/03/01 発売開始のエソテリック Grandioso P1X/D1X は、進化したVRDSメカ(VRDS-ATLAS)と完全自社設計の新 64bit DACを投入という力の入った新製品ですよね!これは聴かなければ!!!と思って、ダッシュでSISさんに試聴しに行ってきました。タイミング良くdCS Vivaldiと比較試聴出来たので、相手に不足無しです!

 

【外観&機能】
 商品情報の詳細はココに。トラポもDACも2筐体なので、最低4筐体。内蔵クロックも高精度のVCXOなので悪くないですが、外部クロックも追加すると5筐体(^^;) 当日はパンフレットは、まだ出来上がって無くてカラーコピー版(内容はWebにあるpdfと一緒)でした。

 

 今までのデザインを踏襲していますね。でも、ここまでの製品だとポルシェデザインあたりにデザインを外注しても良いかも?と思ったり。ありがたい事に、クロックまで入れた5筐体のフル構成で試聴出来ました。ただ、当日に持ち込まれたばかり(数時間は鳴らされていました)なので、1-2日置けばもっと良くなるかも?

P1xd1x

 

 比較相手は、おなじみ?なdCS Vivaldi です。Clockは、Scarlatti Clockが使用されていました。こちらは、フル構成だとTransport + UpSampler + DAC + Clock の4筐体。写真にアップサンプラーあり(左下)ますが、接続されてませんでした。DACは試聴時に設定変更して聴いています。ちなみにですが、DACの設定でかなり音が変わります。M1F2だとScarlattiに近い印象です。
P1xd1x_2

 

【試聴時の構成】
 SPはYG Sonja2.2なので分かりやすかった(担当さんに感謝)です。パワーアンプは、SPECTRAL(DMA-280かな?)、プリはQUALIAだけど、お店の在庫&入荷みるとINDIGO Line Amplifierだったのかな!? すごい構成だった( ・_・;)

 

 ただ、写真の様に背部にスピーカーが林立している環境(それでも上手く鳴らされていました)なので、厳密な定位とか奥行表現は評価難しい部分もありました。とは言え、dCS Vivaldi DACとYG Sonja2.2(ウチのもアップデート済みです)は家と同じなので、比較しやすかったですね。
P1xd1x_1

 

【VRDS-ATLASメカ】
 気になる新旧メカの見本もありました。右が新VRDS-ATLAS です。見ての通り全くの新規開発で、旧タイプが貧弱に思えるほどガッチリなのは勿論ですが、モーターも上から下に移動していたりと、大幅改善でした!持たせて頂きましたが、新メカは重いです。パンフレット見たら、13.5kgだそうです。メカだけでですよ(^^;)
P1xd1x_3

 

【自社設計の新 64bit DAC】
 新DAC回路の見本もありました。もともとメカを作っているのが、エソテリックの強さだと思いますが、社外のチップでバカ高い製品だされても燃えないんですよね。あと、個人的には旭化成とかESSよりAD1955やPCM1704が好き(つまりEsoteric X-01D2の世代が好き)で。。。

 

 それが、今回は自社開発のDAC回路で期待大です。チップが円上、等距離に配列されているを見るだけで、音が良さそう!って思いますよね。ただ、DACは暖まるのに少し時間がかかる(1-2時間)ので、常時通電しておいた方が音的には良さそうです。
P1xd1x_4

 

【音質】
  一言で言うと『濃密』ですね。性能不足を濃さで色づけして誤魔化しているのではなくて、性能はシッカリで濃い描写でした。物量投入が効いているのだと思います。ちゃんと旧Grandiosoを聴いたこと無かったんですが、今までのエソテリックのイメージとは少し違うかも。少なくとも、X-01D2やK-1Xのイメージとは印象違うと思いました。これ以上無いぐらいに物量投入されていますが、単に力押ししてくるタイプじゃないですね。PlaybackDesignとかWeissの方向性に物量投入が合わさって素晴らしい製品だと思いました。

 

 CDの再生レベルは、かなり高いですね。特に、ボーカル表現が素晴らしいです。空間描写も、うまく濃いめで気持ちいい。音の粒を感じるタイプでは無く、個々を微細にキッチリ定位させて描くというより、全体を描く感じでした。

 

 SACD再生は、CDに比べると大幅アップという感じは無く、悪くはないのですが少し物足りない感じでした。SACDだと、もっと分離させて情報量を活かした描写をして欲しいとも。最低域の沈み込みやキレも少し物足りないと感じましたが、情報量などと併せて1-2日待てば改善しそうな気がしました。

 

 dCS Vivaldiで聴くと、いつもな感じです(^^;) クオリア&スペクトラルとの組み合わせだと、(電源環境とかセッティングも併せてですが)スピード感悪くないがエアーほどじゃ無い感じで、定位とか甘めで少しふんわり系な印象でした。最低域の駆動力や沈み込みももう少し欲しいかもですが、セッティングで詰められそうな感じもします。

 

 P1XD1Xと比べCDでも情報量は多く音も分離する感じですね。キレやスピード感はVivaldiの方が良いですね。グイッと音像を描いて、空間全体を絵画的に描写するP1XD1Xと比べると、空間に個々の楽器をきちんと配置して、細部を描き音像にリアリティを与えようとするタイプ。気持ちアッサリというか、P1X/D1Xの方が気持ち暖色で濃いめな描写でした。最低域はVivaldiが優位ですが、Vivaldiの方が4-5日早く入荷しているので、その分はあるかも。SACDは、やはりdCSが強いですね。情報量が一段増えて、そのまま描写がより繊細に鳴る感じです。

 

【まとめ】
 過去に視聴してきたMSB Reference DACやCHのセットとも併せてのイメージだと、dCSやMSB、CHは写真的な描写だと思います。ただ、dCSはデジタルではなく、リバーサルフィルム的な雰囲気、それもハッセル的な良さを感じますね。分かる人にしか分からない例えですけど、色味はベルビアじゃなくプロビアって感じで。CHやMSBは、同じ写真でも最新フルサイズのデジカメって印象かな。

 

 それに比べると、新しいP1X/D1Xは絵画的で説得力のある表現です。物量投入で性能を前面に押し出した力押しかと思ったので、良い意味で裏切られました。高い基本性能に基づいた濃密な表現、特にボーカルが素晴らしかったです。高価なシステムではありますが、海外のトップクラスと戦える実力機でした!

行ってきましたウィーン・フィル! Großer Musikvereinssaal レポート。

 久々の更新は、コンサートのご報告です。行ってきたのは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演を楽友協会の大ホール(通称?黄金ホール)で聴いてきました。指揮はHerbert Blomstedt氏で、ドボルザークの交響曲第7番。オーケストラもですが、指揮も演目も凄いみたいですよ?(猫に小判状態だったので、事前にアドバイス頂いて曲のCDを買って予習しました)
 行動に移したきっかけは、クラッシックはホールも込みでの音だからオーディオ的な評価するにしても、現地で聴いてみないとダメなんじゃ?って思ったからで。クラッシック音楽ファンからは怒られそうですが。。。

 

Musikvereinssaal01
 上の写真はウィーンフィルの本拠地である楽友協会の正面。目の前に見ると、ド素人でもテンション上がりました。1870年に建てられたそうですが、現役でフル活動(ウィーンフィル以外にも観光用?なモーツアルト楽団のコンサートが連日開かれてるみたい)してるのが凄いですよね。なお、当日は曇り(朝まで雨)で、当時の気温 17-16℃、湿度 57%、気圧 1022hPaでした。

 

Concert
Concert01
 ちなみに、2018/2019シーズンの開幕公演でした。基本的に定期公演は年間席で先祖代々席を維持してたりするので、一般に発売されるのはごく少量の席と立ち見席だけらしいです。

 

Musikvereinssaal02
 入り口入ってすぐのホールです。きれいですよね!ちなみに、地下にカフェとトイレがありました。なお、小さなバック以外はクロークで預けるように言われました。さて、ホールの入り口で記念にパンフレット(ドイツ語のみ)も買って中に。。。

 

Musikvereinssaal04
 うわ!これは黄金ホールって言われるだけありますね。天井画もシャンデリアも凄い。。。 壁はたぶん漆喰です。左右にボックスシートがあります。
 
Musikvereinssaal05
 ステージの様子です。公演終わってから写真撮りました。濃茶色のシッカリした木材の床でした。

 

Musikvereinssaal07
 ブレちゃってますが、床と椅子です。前後の間隔は狭くぎっちりな感じです。床も硬そうな木材でした。

 

Musikvereinssaal06
 こちらは演奏後に撮った後方の写真です。1階席の後ろは小さなホールになっていて、公演中は立ち見の方がギッシリでした。ちなみに、オケの右後方にも立ち見の方がギッシリいてビックリ。上に2階席と3階席(客席は多くない)がありました。1階席の上に2階席が重ならない構造ですね。

 

 音響的には、けっこうデットで予想外。ホール中央と後方で(かなり勇気出して)手を叩いてみましたが、ほとんど響かず音が吸われる感じ。家より明らかに響きません。かなり満員なのもあると思いますが、ウィーンフィルの公演は常に満員でしょう。ちなみに、音の消え際はスーッとと言うよりフワッと無くなる感じです。
 なお、楽友協会のHPには、長さ48.80m、幅19.10m、高さ17.75mとのこと。天井は釣られており、床下にも空間があることで響き、ホール全体が共鳴するとありました。ホールとしてはコンパクトな印象で、席は1階のかなり後方で少し高くなり始める場所(見晴らし良い)でしたが、舞台まではけっこう近く感じました。
 
Musikvereinssaal03
 客席から公演終了時に撮った写真です。演奏については、語れるレベルでは無いですが、思った以上に凄い。CDで聴いてたより明らかに感銘を受ける演奏でしたね。写真は、しばらく拍手続いて満場総立ちになったところ。残念ながら、アンコールはありませんでしたが、何度もヘルベルトさん出て来て挨拶してくれました。

 

後方の席な為かエッジ効いた迫力ある音とかじゃ無く、あたりは柔らかく優しい明るめな音でした。以前に、ロイヤル・フィルの70周年記念公演をRoyal Albert Hallで聴いた時(有名演奏家目当て)は、かなり前だったので解像度とか定位を意識したのですが、今回はハーモニーというか音の大きな流れを感じました。全ての楽器の音と音が分解せず融合して音の奔流になる感じと表現すれば良いのかな。当たり前でしょうが、音と音のズレとか歪みは皆無。ここら辺は、さすが名指揮者&ウィーン・フィルってとこでしょうか。

 

 周波数特性的にはフラットに感じました。50-60Hz以下の低域は盛り上がって無い感じで控えめな印象です。オーディオ的には、クラッシックは(めちゃオーバーに言うと)どわ~んと低域が広がる感じが良いのかな?と思っていたので、これも想定外。うちのオーディオは、もう少し低域の量感があっても良いのか?とも思ってたのですが、今回コンサートに行けたおかげで今でも十分かなぁ???

 

 ちなみに、目安の残響時間は容積にて変わる(大きいほど長め、容積で感じ方が変わる?)とされ、オーディオルームでは0.4-0.7s程度、コンサートホールで2s程度らしいです。(参考)  サントリーホールの残響時間(リンク先に多数ホールの残響時間あり)は、容積21,000m3で2.1sと。なお、今回の黄金ホールは計算すると16500m3で、サントリーホールより一回りコンパクトみたい。自宅は部屋全体では120m3で中低域から高域まで残響時間0.3-0.35s。オーディオルームとしては数値的には短めですが、来られた方はけっこうライブとのご感想が多いです。

 コンサートホールの残響時間は、空の状態で設定&測定していると思われ、満席の状態(吸音材たっぷり)ではかなり残響時間短くなっていて、コンサートを聴いている時とは乖離があるのでは?と思いました。

 

【まとめ】
 
当日の条件:気温 17-16℃、湿度 57%、気圧 1022hPa

 


ホールの構造と音響:長さ48.80m、幅19.10m、高さ17.75m。釣り天井(による空間)と床下の空間が響き共鳴する構造。超満員のためか思ったよりデットで残響時間は短く感じる。当日は前日夜から朝まで雨で湿度が高めだったことも影響していたかも。ただ、拍手の音はふわっと儚げに消えて質的には素晴らしかった。

 

  

サウンド:音色は明るめで上品な質感。席が後方の為か、音のあたりは柔らく、エッジや解像感を意識させる音では無かった。ほぼフラットで、50-60Hz以下の低域は控えめに感じました。
音の印象をケーブルで例えると、CrystalのUltimate Dreamにかなり近い感覚です。オーディオで全部UDにしてしまうと、まとめるのが大変そうな気もしますが、そこが目指すべき世界なのかも知れませんね。

«Crystal Cable Ultimate Dream 電源ケーブル 導入レビュー & Crystal Cable ブランド発表会(^^)/

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    セリーヌ・ディオンの産休復帰第一弾アルバム。All The Way...A Decade Of Songと共にSACDの中でも高音質です。かなりプレミア付いていてお勧めしにくいですが、数は出回っているので焦らず探してみてください。

  • Sarah Brightman -

    Sarah Brightman: The Very Best of 1990-2000
    初期の日本未発売のベスト盤。【Fly】【Time To Say Goodbye(Timeless)】【Eden】【La Luna】を一枚にした感じですね。非常にまとまりが良く、音質も良いのでお勧め。空間表現やサラの歌声のチェックに使っています。

  • 綾戸智絵 -

    綾戸智絵: LIVE!
    ジャズですが、お笑い満載で聴いていて楽しい1枚。ディナーショウ?の雰囲気(拍手や食器の音など)のチェックと共に、楽しくノリノリで聴けるかどうかの確認に使っています。

  • 川江美奈子 -

    川江美奈子: letters
    中島美嘉、今井美樹、平原綾香、一青 窈などへの提供曲のセルフカバー。ピアノの弾き語りですが、非常に音質の良いCDです。ボーカルの情感のチェックに使っています。letters2~愛に帰ろう~と共に女性ボーカル好きならおすすめですよ(^^)/

  • Holly Cole -

    Holly Cole: Don't Smoke in Bed
    ジャズファンで無くても聴きいる一枚。音質的にもリンク先のアメリカ版がお勧め。多くの方には何を今更って感じだと思うのですが、まだの方はぜひ聴かれて見てください(^^)/

  • 寺井尚子 -

    寺井尚子: ライムライト
    バイオリンメインのジャズカルテット。ムーディなPreludeからアグレッシブな演奏のChacomeなど、おなじみの曲が揃っています。。スピード感やキレ、バイオリンの響きなど、チェックに最適。お勧めの一枚です(^^)/

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