MSB Select DAC vs dCS Vivaldi(旧) まとめ
ご無沙汰しておりました。MSB Selectを自宅視聴出来て、やるべき事は終わった気分でマッタリしていました。新型コロナでバタバタというか気持ち的にも余裕が無かったのかも? Vivaldiは「APEX」へと進化し、旧Vivlaldi DACとMSB Select DACとの比較になりますが、ウチのVivlaldi もアップグレード控え、記憶を整理する意味でメモを見ながら「MSB Select DAC & Transport 聴いちゃいました。。。」のまとめを記事にしてみました。
【MSB Select DAC】
Vivlaldi DAC(旧)と比べて駆動力がかなり強い。やや高域が弱く感じるが、YGだからかも?中低域はVivaldi(旧)より弾力的で重さを感じる。濃いと言うより情報量が多い印象。若干コンプがかかったような感じもあり、ダイナミックレンジはVivlaldiの方が良さそう。空間の前後描写や3D的な描写はSelectが良く、音像のフォーカスが磐石で揺らぎがない。ただ、ボーカルの口元とか静止しているように感じて躍動感が損なわれる印象もある。空間の広がりはVivlaldiの方が広め。S/Nはどちらも最高レベルに良い。
dCSとは、入力I/Fの善し悪しがかなり違う印象。おそらくPro ISLが非常に優れており、USB入力とかを考えるならdCSよりMSB。一方で、RCAやXLRのデジタル入力はパッとしないかも。また、Clock内蔵なので当たり前な気はしますが、常時ONが基本で、数日は通電しないと本領発揮しないタイプみたいです。
曲の得て不得手もdCSとは違い、Select DACは総じて打ち込みや少し作られた感じの曲は得意な印象で、アナログ録音時代の曲とかはVivlaldi DACの方が好印象。つまり、アナログと併用するなら最善の選択???
【MSB Select Transport】
魔改造されていますが、メカの中身を考えると。。。まあ、Pro ISLの前ではメカなど関係ないって感じでしょうか。MSB SelectだとSACDに拘らなくても良さそうな気もしました。
【dCS Vivaldi DAC(旧)】
MSB Select DACに比べて、リズム感、音の立ち上がりの鋭さ&揃う感じが良く、緩急の描写が良い。レンジは上に伸びる、低域は弱い。定位もSelect DAC程ではないが、空間はやや広い。やや音像は後ろに下がる。Select DACに比べて繊細な描写に感じる。
入力I/Fは、Select DACと比べるとUSB入力が弱すぎな印象で、ファイル系のソースがイマイチに感じていた要因だったのかも(^^;)
【dCS Vivaldi Transport】
メカの中身は、おそらくエソテリックのVMK-3.5-10。エソテリック以外では、一番いいメカだと思います。SACDプレイヤーとしては、dCSのVivlaldiセットが強いですね。
【dCS Vivaldi Clock】
前モデルのScarlatti Clockと同じ「VXCOを厳選したマッチドペア」とのことなのですが、手持ちのScarlatti Clockを実測して貰った感じでは微妙。この価格帯なら、電圧制御水晶発振器 (VCXO)じゃなく、恒温槽付水晶発振器 (OCXO)を採用して欲しい。。。
(水晶クロックについては、NDKさんのHPが分りやすいです)
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